micro:Maqueenは*1(マイクロマックイーン、以下Maqueen)、DF ROBOT社のプログラミングロボットです。
別売りのmicro:bit*1(マイクロビット)を頭脳にして、いろいろなロボット制御を学ぶことができる教育向け教材です。
SR04/SR04P超音波センサーインタフェース(以下超音波センサー)や赤外線グレースケールセンサー(以下ラインセンサー)の他、スピーカーやRGB-LEDなど、micro:bit本体には無いいくつもの機能を装備しています。
今回は、黒線に沿って走るライントレースカーを作りましょう。
1.準備

ここでは、micro:bitの標準プログラミング環境である、MakeCodeエディターが使えることを前提に進めます。
MakeCodeエディターについては、BBC公式ホームページのクイックスタートを参考にしてください。
また、新規プロジェクトから始めるときは、Maqueen専用のブロック使用するために、拡張機能「maqueen」をダウンロードしておく必要があります。
ツールボックスにある「+拡張機能」を選択してください。
つぎに、検索欄に”Maqueen”と入力して検索します。
該当の拡張機能を選択するとダインロードが完了します(下図)。

[maqueen]を選択すると、下図のようなエディター画面になっているはずです。
これでMaqueen専用のブロックが使えます。

今回は使いませんが、フルカラーLED(WS2812:P15割当)を光らせるときには、拡張機能「Neopixel」も必要です。
こちらも、同じように検索して、いっしょにダウンロードしておきましょう。
DFROBOT社の情報(リンクをクリックすると別ウィンドウに表示します)
・Maqueen紹介の動画(英語)
https://www.dfrobot.com/blog-1336.html
・Maqueenの入門、サンプルプログラムなど(英語)
https://wiki.dfrobot.com/micro_Maqueen_for_micro_bit_SKU_ROB0148-E
※1 この記事では、MaqueenのバージョンV4.1を使用していますが、V3.0でも問題なく動作します。また、micro:bitもV2.2を使用していますが、前バージョンのV1.5でも動作することを確認しています(2021年6月)。