3.データを液晶モニターに表示しよう
・work-5のヒント
MakeCodeのブロックでカタカナ文字を入力しても、LCDには変な文字が表示されます。
これは、PCがunicodeという世界共通の文字コード(文字の約束)を使っているのですが、LCDはJISという別の文字コードを使っているため、表示される文字の形が違ってくるのです。
実は、英数字と記号だけはunicodeもJISも同じ文字コードなのです。しかし、カタカナや特殊な記号はは異なるため、この問題がおきるのです。さらに全角・半角という別の約束も関わってきます。
これはコンピューターの世界では一般的な常識なのです。
しかし逆を言えば、LCDの文字コードに合わせてMakeCodeのプログラムをつくれば、PC上の文字表示がおかしくても、LCDにはカタカナが表示できてしまうのです。
たとえば、LCDに「オ」表示させたければ、MakeCodeからはunicodeのU+00B5「µ」を表示設定します。
LCDに「オンド」と表示させるなら、U+00B5,U+00DD,U+00C4,U+00DE「µÝÄÞ」を設定します。
LCDだけに表示できる文字(キャラクタ)は他にもありますので、こちら(秋月電子:AQM1602)を参照して試してみましょう。
U+00A0 unicode JISCODE | A1 ¡ 。 | A2 ¢ 「 | A3 £ 」 | A4 ¤ 、 | A5 ¥ ・ | A6 ¦ ヲ | A7 § ァ | A8 ¨ ィ | A9 © ゥ | AA ª ェ | AB « ォ | AC ¬ ャ | AD Í ュ | AE ® ョ | AF ¯ ッ | |
U+00B0 unicode JISCODE | B0 ° ー | B1 ± ア | B2 ² イ | B3 ³ ウ | B4 ´ エ | B5 µ オ | B6 ¶ カ | B7 · キ | B8 ¸ ク | B9 ¹ ケ | BA º コ | BB » サ | BC ¼ シ | BD ½ ス | BE ¾ セ | BF ¿ ソ |
U+00C0 unicode JISCODE | C0 À タ | C1 Á チ | C2 Â ツ | C3 Ã テ | C4 Ä ト | C5 Å ナ | C6 Æ ニ | C7 Ç ヌ | C8 È ネ | C9 É ノ | CA Ê ハ | CB Ë ヒ | CC Ì フ | CD Í ヘ | CE Î ホ | CF Ï マ |
U+00D0 unicode JISCODE | D0 Ð ミ | D1 Ñ ム | D2 Ò メ | D3 Ó モ | D4 Ô ヤ | D5 Õ ユ | D6 Ö ヨ | D7 × ラ | D8 Ø リ | D9 Ù ル | DA Ú レ | DB Û ロ | DC Ü ワ | DD Ý ン | DE Þ ゙ | DF ß ゚ |
・work-6のヒント
[print number]や[print decimal]ブロックでも数値を表示できるので試してみよう
・work-7のヒント
温度の変化を見るには保冷剤やカイロなどが利用できますが、やけどには注意しましょう。
息には水分があるため、湿度もおおきく変化します。
気圧を変化させるには、環境センサーを少し大きめの膨らましたビニール袋の中に、空気が漏れないようにいれると実験ができます。
・work-8のヒント
「夜だけ音を止める」ということは、逆に「明るいときに音を鳴らす」という考え方ができます。
「表示の動き」とは?