4.車の動き方

IchigoJam BASICではモーターのON/OFFを、OUT2,1 / OUT2,0のように命令するのが一般的ですが、JAMCARではビット指定にてモーターを制御します。
動き方と命令の対応は次のとおりです。
全停止はOUT0です。

使用ポート	用途	命令
OUT2(PWM2)	右モータ正転(前進)	OUT2,1 OUT2,0　または　OUT2
OUT3(PWM3)	右モータ逆転(後退)	OUT3,1 OUT3,0　または　OUT4
OUT4(PWM4)	左モータ正転(前進)	OUT4,1 OUT4,0　または　OUT8
OUT5(PWM5)	左モータ逆転(後退)	OUT5,1 OUT5,0　または　OUT16

OUT命令とWAIT命令を組み合わせれば、ほとんどの動きがつくれるでしょう。

10 OUT10:WAIT30
20 OUT8 :WAIT60
30 OUT10:WAIT30
40 OUT0

0.5秒間前進し、右へ進行方向を変えて、
そのまま0.5秒間前進して停止

10 OUT10:WAIT60
20 OUT0 :WAIT120
30 OUT20:WAIT60
40 OUT0

1秒間前進し、2秒間停止。
そのまま1秒間後退し、停止

モータを逆転するときは、OUT0:WAIT10（10以上）のように一旦停止を入れてください。

◆試してみよう◆
このように、JAMCARを動かすにはOUT命令とWAIT命令を、どんどん並べていけばよいのですが、決まったパターンの動きならば、計算式で動きを作ることもできます。
OUTとWAITが2行しかない、次のプログラムで確かめてみてください。

500 FOR A=-6 TO 5
510 W=ABS(A)*5+15
520 FOR B=0 TO 3
530 IF B<2 P=B*14+2 ELSE P=-B*4+16
540 OUT P:WAIT W
550 OUT 0:WAIT 9
560 NEXT
570 NEXT
580 GOTO500