6.音の高低で探す(V2用)!
磁力が 強い=高い音 : 弱い=低い音
micro:bitV2に新しく内蔵されたスピーカーを鳴らして磁石を探知します。
「A.音の高低で見つける・・・」と同じことをするプログラムですが、
音を鳴らしたり止めたりするボタンを追加してみました。

内蔵スピーカーはP0端子に接続されています。
このままだと音を鳴らすたびに、n:bitの緑LEDも光ってしまう問題が起きます。
micro:bit V2ではこの問題を解決するため、「音を鳴らす端子をPxxにする」ブロックが用意されました。
「最初だけ」ブロックで、スピーカー端子をP16に変えています。
また、このプログラムでは「Aボタンで音を鳴らす」「Bボタンで音を止める」という機能も加えました。
変数[Aボタンが押された]に真偽値を入れて、判断条件としています。
Aボタンを押した時は、真という値が変数に入り、Bボタンを押したときは、偽という値が入ります。
数値や文字ほかにも、このような変数もあると覚えていればよいでしょう。
真偽の計算のことをブール代数とも呼びます。

変数[Aボタンが押された]の初期値が[False]なのがわかります。
このためプログラムスタート時は音が鳴りません。
最初から鳴らしたい時は、明示的に初期値を[True]に設定しておく必要があります。
【ミニ知識6】「音を鳴らす端子」P0のなぞ
古いmicro:bit(v1.5以前)では、音を鳴らすプログラムを作るときは、スピーカーを外付けで使うのが普通でした。
P0にスピーカーをつけて使うのです。
micro:bitV2(v2.0以降)では、スピーカーが内蔵されたので、いつでも音を鳴らすプログラムが作れるようになりました。
そこで問題になるのが、P0にLEDなどを繋げて、さらに音も鳴らしたくなる時です。
「音を鳴らす端子」を使えば、ソフトウェア的に変更できるため、これでスピーカーを使いながら、P0,P1,P2端子をフルで使えるようになりました。
他に、「内蔵スピーカーをON/OFFにする」ブロックもあります。