JPW2023:Fを探せ

5.あそびかた

あそびかたの例として、5台のmicro:bitを用意して次のようにプログラムをダウンロードします。
micro:bitは電池で動くようにしておくと便利です。

micro:bit プログラム
1きつねレーダー
2きつね1(ランダムに決めた文字で鳴く)
3きつね1(ランダムに決めた文字で鳴く)
4きつね1(ランダムに決めた文字で鳴く)
5きつね2(Fも文字で鳴く)

・最初に「きねつ1」と「きつね2」の電源を入れます。

・あちこちにキツネを隠します。1mくらいの間隔をとれればベストです。
 当然、「きつねレーダー」で探す人には、わからないようにおきます。
 また、プログラムを入れていない、ダミーのmicro:bitを置いてもゲームは面白くなります。

・つぎに、探す人が「きつねレーダー」の電源を入れて、目的のきつねを探します。

・micro:bitを見つけたら「きつねレーダー」を傍まで持っていき、近づけます。

・「きつねレーダー」が反応すれば、そのキツネmicro:bitのAかBボタンを押して確かめます。

・「きつねレーダー」がなにも表示しなければ、そのmicro:bitはキツネではありません。つぎのmicro:bitを探しましょう。

・見つけたら、micro:bitをゴールまで持ってきて答え合わせをします。

「きつね」micro:bitには、アイコンを点滅させているので、ある程度は目視でも探せます。しかし、近くにも「きつね」がいると、そちらの電波も受信するので、「きつねレーダー」の画面をしっかり確認します。


「きつねレーダー」の閾値を調整すると、探しやすくなるかもしれません。

また、受信した文字だけではなく、電波強度も表示すると、便利になるかもしれません。

プログラムは非常に単純なので、ここにちょっとした工夫や改良を加えることで、電波の様子がリアルにみえてくるのではと思います。
無線通信の「しくみ」や、ゲームの「しかけ」がわかってくると、難しい計算や法則を知らなくても、プログラミングだけで楽しめると思います。


最後に、キツネを探しがかんたんになるかもしれない、ヒントです。
答えはありませんので、どうするか、どうしたらよいのか、いろいろ試してみてください。

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この教材は「Creative Commons — CC BY-SA 4.0」の下に提供されています。