気候センシングに挑戦3

天狗山の高さを測ろう!

「高度計」プログラムでは、5秒毎24回で2分間を記録できました。
測る時間を長くすれば、天狗山を測れそうです。

天狗山公式サイトによると、小樽駅からバスとロープウェイで山頂までいけるようです。
小樽駅から天狗山山頂までの時間を測定時間にしましょう。
小樽駅からロープウェイ乗り場までのバス乗車時間は約17分のようです。
ロープウェイは4分の乗車時間ですが、最大12分の待ち時間となっています。
すると、17+4+12=33分となり、ざっくり40分で山頂に着けそうです。

つぎに、測定間隔ですが、5秒間隔だと40分間に480回も測定することになりますので、1分毎に測定するようにして、40回の測定にします。

プログラムは「高度計」を少しだけ直して作ります。

測定回数は40回(40分)なので次のように直します。

120 IF D <= 40 GOTO30

つぎに、測定間隔を1分にします。
通常であれば、1回目の値を測定したあと、11回読み飛ばせば、1分毎になります。

120 IF D<=40 FOR I=1 TO 11:INPUT P:INPUT T:NEXT : GOTO30

しかし今回は、この方法は使いません。
気圧センサー基板を付けているときだけに使える、時間を変更する命令を使います。つぎのプログラムを追加してください。

15 OUT5,0:?”♪I60000″:OUT5,1

「測定間隔を60000ミリ秒(=60秒、=1分)間隔にする」という動きとなります。♪はキーボドのALTキーを押しながらEを押すと入力できます。

※2022年8月現在、気圧センサー基板の仕様により、IchigoJam起動後3秒以上たたないと時間間隔設定が有効になりません。したがって、@SETサブルーチンを実行した後に、この命令を実行してください。

プログラムをSAVE0で保存して完成です。

小樽駅でバスに乗ったら、電源を入れてプログラムを開始し、頂上に付いたら電源を落とせばよいのです。

測定結果は電源を落としても消えませんが、1回分の測定しか残しません。
したがって、帰るときにも気圧測定のプログラムを実行してしまうと、先に測定した記録が消えてしまいます。

家に帰ってから、測定結果を見ましょう。

電源を入れてLRUN2で、測定したデータが表示されま
グラフに書き込んで、高度差を調べてみましょう。