計測レポート
最低地点の気圧計算
・トンネル入口気圧 1013hPa
・最高気圧 1042hPa
海面下240mなので
240m÷10m×1.2hPa=28.8hPa
1013+28.8=1041.8hPa
ワンポイント! 気圧と高度との関係
気圧は、上方の空気の重さ。
高度が増すほど上方にある空気が減るため気圧も下がる。
高度上昇と気圧低下の比率
概ね 10 m 上昇すると 1.2hPa 下がる。
なぜだろう???
青函トンネル突入直後の気圧変化は上写真のとおりとなった。
突入後40秒間は気圧が減少していった。地下に潜っていったのだから気圧は上昇するはず。また、気圧減少が停止してから37秒後には一転して気圧が上昇していった。12/1000の勾配を定速で走行していることから反転後はきれいな一次曲線のグラフとなっている。
ちなみに、時速200kmの新幹線の場合、秒速では55.5m進む。
40秒間では、55.5m/s×40s=2,222m進行。
4分間では、55.5m/s×240s=13,333m進行。
青函トンネルの平面図・縦断面図
引用:インフラ整備70年 第16回 北海道と本州を繋ぐ世界最長の海底トンネル -新たな技術で困難を克服した青函トンネルの建設-https://www.jcca.or.jp/infra70/wp-content/uploads/2021/03/NO_16.pdf