黒線を走れ! micro:Maqueen

1.ライントレース

micro:Maqueen*1(マイクロマックイーン、以下Maqueen)、DF ROBOT社のmicro:bit用プログラミング・ロボットカーです。
別売りのmicro:bit*1(マイクロビット)を頭脳にして、いろいろなロボット制御を学ぶことができる教育向け教材です。
SR04/SR04P超音波センサーインタフェース(以下超音波センサー)や赤外線グレースケールセンサー(以下ラインセンサー)の他、スピーカーやRGB-LEDなど、micro:bitには無い機能をいくつも装備しています。
今回はこのMaqueenを使って、黒線に沿って走るライントレース・ロボットカーを作ります。

自動配送ロボットカー」も参考にしてください。

・Maqueen紹介の動画(英語)
https://www.dfrobot.com/blog-1336.html
・Maqueenの入門、サンプルプログラムなど(英語)
https://wiki.dfrobot.com/micro_Maqueen_for_micro_bit_SKU_ROB0148-E
・日本での販売代理店 スイッチサイエンス(日本語)
https://www.switch-science.com/products/4969

・ロボットカー応用編の講座である「自動配送ロボットカー」も参考にどうぞ

※1 この記事では、MaqueenのバージョンV4.1を使用していますが、V3.0でも問題なく動作します。また、micro:bitもV2を使用していますが、前バージョンのV1.5でも動作することを確認しています(2021年6月)。
Maqueenのプログラミング環境は、Mind+が推奨されていますが、ここでは、micro:bitの推奨プログラミング環境である、MakeCodeを使用します。
他にも、スクラッチPythonエディタで作ることができます。


目次

  1. ライントレース
  2. MakeCodeの準備
  3. ラインセンサー
  4. モーター
  5. サーキットコース
  6. 黒線を見つけろ!
  7. もうひとつのプログラム